電位依存性ナトリウムチャネルの不応期

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活動電位の発生

 実際に神経細胞内で情報が伝わるときは、①活動電位と呼ばれる電位が発生している。①活動電位は以下のような仕組みで発生する。

Ⅰ ②神経伝達物質や、③感覚器からの刺激により、膜電位が少しだけ④脱分極を起こす。

Ⅱ 脱分極の度合いが閾値を超えると、⑤電位依存性ナトリウムチャネルが開口し、細胞外の⑥ナトリウムイオンを一気に取り込む。この過程で、ニューロンは急激に脱分極し、①活動電位が発生する。

Ⅲ いったん脱分極したニューロンは、⑦内向き整流性)カリウムチャネルの作用により、カリウムイオンが細胞外に出ていくことで、元に戻る。この過程を⑧再分極と呼ぶ。

※電位依存性ナトリウムチャネルは、開いて、閉じてしばらくの間は、刺激が来ても再び開くことがないことが知られている。この性質を③不応期と呼び、電位依存性ナトリウムチャネルのこの不応期の性質により、活動電流の衝突による活動電位の消失が起こる。

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