山形大学(医学部医学科) 二次国語あり。コツコツと基礎を積み重ねる!

総評

  • いずれの科目もやや易しめの内容。得意でも大きなアドバンテージは取れないが、苦手過ぎると大きな点差をつけられる可能性がある。
  • 国語も含めたバランスの良い基礎学力が要求される。
山形大学の入試は、いずれの科目もやや易しめの内容となっており、得意でも大きなアドバンテージは取れませんが、苦手過ぎると大きな点差を付けられる可能性があるということが抑えておきたいポイントと言えるでしょう。国語も含めた、バランスの良い基礎学力が要求される、そんな入試になっています。

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入試の基本情報と面接

  • 二次比率44%
  • 面接は約5分間で概ね一般的な内容。殆どの受験生は満点で、浪人年数が長いと若干減点されるものの、それでも90点くらいに留まるらしい。
  • 公民は1科目受験不可。「倫理・政治経済」のみ使用可能。 
  国語 社会 数学 理科 英語 面接 合計
共通 200 100 200 200 200 900
二次 100 200 200 200 700

二次比率は44%で、やや共通テスト型といえます。配点は国語重視な配点となっています。面接については、約5分の面接で概ね一般的なことが聞かれるようです。殆どの受験生の面接点は満点で、浪人年数が多かったりする受験生は、若干の減点がなされることもあるようですが、それでも最終的な点数は90点くらいで留まるようです。公民は1科目受験不可で、すなわち、「倫理・政経」2科目まとまった科目オンリーです。

数学の分析<120分・4問> 

<目標得点ライン>
満点200/H170/M140/L125
(H:極めてその科目が得意な人のライン M:合格者平均予想ライン L:合格者最低点予想ライン)

  • 大問4問、試験時間120分
  • 難易度は標準。1問だけ医学部専用問題。他学部共通問題は典型問題中心だが、医学部専用問題は難度が高く、重厚な問題
  • 医学部専用問題の完答を諦めれば、ボリュームは適正
  • 出題分野に偏り。確率、ベクトル、数III微積、複素数がほぼ固定で出題。
  • 対策:標準的な問題集で典型問題のインプット。IAIIBは標準レベル、IIIはレベル高い演習も。頻出分野は丁寧に抑えておくこと。

<試験問題の概要>
大問4問構成で、制限時間は120分の試験です。全体的な難易度は標準レベルです。1問だけ医学部専用問題で、残り3問が他学部との共通問題となっています。他学部との共通問題は典型問題が中心で難易度は易しいですが、医学部専用問題の難易度が高く、計算量や作業量も多く、重厚な問題となっています。とはいえこの医学部専用問題は思考力を問われるタイプのものではなく、ただひたすらに計算量が多いというタイプのもので、時間さえあれば解けるかもしれませんが、やっぱり時間がないので完答までは困難でしょう。医学部専用問題の完答は諦め、確実に正答できるところまでの部分点で妥協するくらいがちょうどよいかもしれません。

<頻出分野>
出題分野には大いに偏りがあり、確率・ベクトル・数3微積・複素数がほぼ固定で出題されており、時々、大問1問ぶん、分野の差し替えがある程度です。

<山形大数学の対策・インプット編>
山形大数学の対策としては、典型問題がやはり中心になってくるので、青チャート、フォーカスゴールド、一対一対応の演習など標準的な問題集でインプット学習を行うのは必須となってくるでしょう。

<山形大数学の対策・アウトプット編>
そのうえで、数1A2Bについては、理系数学入試の核心(標準編)など標準レベルの演習書でトレーニングを行い、数3については難しい問題も出題されることもあるので、標準問題精講などの少しレベルの高い演習書を用いても構いません。この際、確率・ベクトル・数3微積・複素数などの頻出分野については丁寧めに抑えておく必要があります。

英語の分析<90分・2問> 

<目標得点ライン>
満点100/H90/M85/L75
(H:極めてその科目が得意な人のライン M:合格者平均予想ライン L:合格者最低点予想ライン)

  • 試験時間90分、大問2問。
  • 長文の難易度は、語彙:やや易しい、内容:やや易しい~標準。殆ど選択式で大変平易、記述も易しい。
  • 共通テストで出題されなくなった並び替え問題、発音・アクセントの問題が出題。共通テスト後でいいので軽く対策を。
  • 大問2問に対して時間はたっぷり。速読力ではなく、和訳・英作文の細かいところを詰め切れているかどうかで若干の差がつく。

<試験問題の概要>
90分の試験で、大問は2問です。大問は2問とも長文です。長文そのもののレベルについては、語彙はやや易しいレベル、内容はやや易しいから標準レベルです。設問は殆ど選択式の問題で、いずれも大変平易な問題です。記述の設問は和訳、内容説明、短い英作文などがありますが、これもまたかなり易しい問題です。共通テストでは出題されなくなった並び替え問題や発音・アクセントの問題が出題されているので、共通テストの後でも構いませんので、軽く対策しておいても良いかもしれません。

<時間配分に関して>
大問数は2問と少ないのに、時間はたっぷり90分ありますので、速読力で差がつくというわけでもありません。和訳・英作文の細かいところを詰め切れているかどうかで若干の差がつくかといったところで、全体的にはたいへんあっさりした試験といえます。

<ケアレスミスに注意>
恐らく、殆ど差がついていませんが、高得点勝負になるので、ケアレスミスはないようにしてください。

化学の分析<60分・4問> 

<目標得点ライン>
満点100/H90/80/L75
(H:極めてその科目が得意な人のライン M:合格者平均予想ライン L:合格者最低点予想ライン)

  • 試験時間120分(理科2科目)
  • 大問4問構成 理論2問、無機1問、有機1問の出題が多いがたまに変則的
  • 難易度はやや易しい~標準。
  • 時間足りなくはないが計算重い問題多く、見直しの時間はあまり取れないか。普段から計算ミスが無いようにトレーニング。
  • 対策:『重要問題集』等の標準的な問題集を丁寧に周回するだけで十分合格点取れる。『重要問題集』のA問題レベルを何度も反復。

<出題分野の傾向>
大問4問構成で、理論が2問、無機が1問、有機が1問の構成で出題されることが多いですが、たまに変則的に無機が2問になったり、有機の代わりに高分子が1問出題されることもあるようです。

<試験問題の概要>
難易度はやや易しい~標準レベルで、あまり難しい問題はありません。

<時間配分に関して>
時間もそれほど足りないわけではありませんが、理論を筆頭に計算が重い設問もたくさんあるので、見直しの時間はあまり取れないかもしれません。普段の演習から丁寧に計算を行い、計算ミスがないようにトレーニングをしてください。

物理の対策<60分・3問> 

<目標得点ライン>
満点100/H90/M80/L75
(H:極めてその科目が得意な人のライン M:合格者平均予想ライン L:合格者最低点予想ライン)

  • 試験時間120分(理科2科目)
  • 大問3問構成。力学1問、電磁気1問、波動or熱力学で1問。(原子分野はあまり出題ない)
  • 難易度はやや易しい~標準。典型問題中心。
  • 試験時間に対してボリュームは多めの試験。考え込む時間はないので、テンポよく解答。
  • 対策:『重要問題集』や『名問の森』などの標準的な問題集を仕上げれば十分。短時間で解けるようになるまで何度も反復。 

<出題分野の傾向>
大問3問構成で、1問は力学、1問は電磁気、もう1問は波動か熱力学、の構成になっています。原子分野についてはあまり出題はないようです。

<試験問題の概要>
難易度はやや易しいから標準レベルで、典型問題中心で取り組みやすい問題が多くなっています。

<時間配分に関して>
制限時間が60分で、化学もそれほど余裕があるわけではありませんので、ボリュームは多めの試験になります。考え込む時間はありませんので、テンポよく解答していきましょう。

<山形大物理の対策>
山形大物理の対策としては、重要問題集や名門の森などの標準的な問題集を仕上げれば十分ですが、時間が厳しいことも踏まえ、短時間で解けるようになるまで何度も反復練習をしてください。

生物の対策<60分・2問> 

<目標得点ライン>
満点100/H90/M80/L75
(H:極めてその科目が得意な人のライン M:合格者平均予想ライン L:合格者最低点予想ライン) 

  • 試験時間120分(理科2科目)
  • 大問2問構成。出題分野に偏り。分子生物と発生が頻出。次点で体内環境・神経・細胞生物が出題。
  • 難易度はやや易しい~標準、時間も余裕あり。
  • 対策:基礎固めの後、『基礎問題精講』などの軽めの標準問題集を一冊⇒分子生物や発生に絞り、『大森徹の最強問題集』等の網羅性高い問題集に取り組めばいい線行くか 

<出題分野の傾向>
大問2問構成で、出題分野には大いに偏りがあります。分子生物と発生が頻出で、次点で体内環境・神経・細胞生物などの分野が出題されています。植物生理が変則的に出題された年度もありますが、生態については出題がほぼありません。これらの分野が変則的に出題されたとしても、共通テストの対策だけで何とか取れるところまで取る、という方針がコストパフォーマンス的には良いでしょう。

<試験問題の概要>
難易度はやや易しいから標準レベルで、大問2問しかないので時間も余裕があります。

<山形大生物の対策>
山形大生物の対策としては、基礎固めのあと基礎問題精講などの軽めの標準問題集を1周した後、頻出の分子生物や発生に絞り、大森徹の最強問題集などの網羅性の高い問題集に取り組めば、結構いい線行くんじゃないでしょうか。

<理科の科目選択について>
上位層では物理選択も生物選択も大差ありませんが、分野の偏りや時間的な余裕を考えると、下位層のほうでは生物選択有利なように思います。

国語の対策<90分・2問> 

<目標得点ライン>
満点100/H85/M75/L65
(H:極めてその科目が得意な人のライン M:合格者平均予想ライン L:合格者最低点予想ライン) 

  • 試験時間90分、大問2問。1問は評論文、もう1問は小説。
  • 設問はセンター試験と似たものが多い。
  • 漢字書き取りや記述問題も難易度はほどほど。
  • 時間の余裕はかなりある。
  • 記述問題は概ね共通テストと同じような傾向。共通テスト対策がそのまま二次対策になるか。
  • 対策:記述用の問題集もやって損ではないが、コストパフォーマンスはあまりよくないか。あまりにも苦手意識強いならトレーニング必要。 

<試験問題の概要>
制限時間は90分で、大問は2問です。2問とも現代文で、1問は評論、もう1問は小説になっています。設問はセンター試験とよく似たようなものが多く、語彙の意味を問う問題や内容説明に関する選択肢問題などが主なものになります。その他漢字の書き取りや、記述の問題もありますが、いずれも難易度はほどほどで、それなりには差がつく内容になっています。

<制限時間に関して>
現代文2問の構成で、90分も時間があるので、時間の余裕はかなりあります。

<山形大国語の対策>
記述問題があるものの、概ね共通テストと同じような傾向なので、共通テスト対策がそのまま二次対策にもなるんじゃないかと思います。一応記述もあるので、「得点奪取現代文」などの記述用の問題集も、やって損ではありませんが、そこまでコストパフォーマンスがいいわけでもありません。あまりにも苦手意識が強いなら多少はトレーニングが必要でしょう。

山形の地域医療の概況

  • 人口当たりの医師数は概ね全国平均レベル。
  • 地域偏在の問題は若干あり、山形市に医師が集中。米沢市のある置賜地方や鶴岡市のある庄内地方では人口の割には医師少ない。少ない医療資源で何とか回している。
  • 診療科偏在の問題も若干ながら存在。眼科、麻酔科、救急科などが不足傾向。

最後に山形県の地域医療について簡単にご説明しようと思います。山形県の人口当たりの医師数は概ね全国平均レベルです。地域偏在の問題は若干あり、山形市に医師が集中しているため、米沢市のある置賜(おきたま)地方や鶴岡市のある庄内地方などでは人口の割には医師数が少なく、少ない医療資源で何とか回している地域となっています。診療科偏在の問題も若干ながら存在し眼科・麻酔科・救急科などが不足傾向にあります。

検討すべき教育サービス・参考書・ウェブサイトなど

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