徳島大学(医学部医学科) 二次試験の問題の分析

入試の基本情報と面接

 二次比率は31%です。科目ごとの配点はやや理系よりな配点で、共通テストで国語150、社会で50、数学で200、理科2科目で300、英語で200、二次試験で数学200、英語200、となっています。面接については配点はありません。変わったことを聞かれることは少なく、基本的な内容が聞かれるようです。しかしながら、ネット上では圧迫面接や面接一発不合格の噂はあります。どちらかというと再受験生や多浪生を嫌っているのかもしれません。とはいえ、共通テスト重視の大学は面接比重の高い大学ばかりですので、面接が極端にダメでなければ、まあ何とかなるのでしょう。二次の理科はありませんが、共通テストの理科に重点がおかれています。また、国語や社会の配点率も低いことを踏まえると、やや数強有利といえます。また、公民は1科目受験もOKです。倫理・政経・現代社会など単発の科目が選択できます。

  国語 社会 数学 理科 英語 面接 合計
共通 150 50 200 300 200 900
二次 200 200 400

数学の分析<120分・4問> 

満点200/H170/M150/L135

(H:極めてその科目が得意な人のライン M:合格者平均予想ライン L:合格者最低点予想ライン) 

 やや易しい~やや難しい問題まで幅広い難易度の大問で構成されています。大問はいずれも3~4の小問に分かれており、小問番号が大きくなるにつれて難易度が高くなっています。大問の後半を中心に、計算量・作業量の多い問題もありますが、大問の前半で躓かなければ時間が著しく足りなくなることはないでしょう。この大門の前半でケアレスミスをすると、後半に響くので注意です。場合の数と確率、数列、数3微積、整数などが頻出です。確率や微積はともかく、数列や整数の頻度が高いのはちょっと珍しいですね。それほど癖のある問題でもないので、標準問題集で解法のインプットをした後、地方国公立大や下位旧帝大などの過去問等でアウトプット演習を積みましょう。

英語の分析<80分・3問> 

満点200/H175/M130/L115

(H:極めてその科目が得意な人のライン M:合格者平均予想ライン L:合格者最低点予想ライン) 

 大問は3問、2問は長文、1問は英作文です。読解はやや語彙の難しいところもありますが、ボリュームがかなり小さいので文章の大意を掴み、それぞれの設問のコアになる部分を解答するのには殆ど苦労しないでしょう。しかしながら、殆どが英文で答えさせる問題となっており、細かい文法ミスが積み重なることで想定外の低い点数になってしまう可能性はあります。自由英作文は80~100word級で、比較的書きやすいとは思います。全体的に、時間が短いようで意外と余るのですが、注意したいところはやはり英作文対策でしょう。長文にも英語で答えさせる問題が非常にたくさんあり、採点はおそらく厳しいので、細かい文法ミスで大きな減点を食らってしまうリスクがあります。徳島大志望の方は殆どが共通テストに偏らせた対策をしているとは思いますが、この二次の問題を見る限りは、共通テストには出題されることはないものの、英作文のトレーニングは早い目に始めておいた方が得策のように思います。例えば三単現や複数のsを書き忘れるようなミスは皆さん日常茶飯事とは思います。時制がおかしくなってしまうこともよくあることとは思います。これらは中学生で学ぶことで、間違いであることは皆さん理解していますが、実際にその間違いを短い見直し時間では修正することがなかなか出来ないのです。そのような英作文でよくあるミスを、短い見直しの時間でスクリーニングして見つけ出せるようになるには、共通テスト前から、英作文のトライアンドエラーを繰り返すことが必要かと思います。また、万が一共通テストで失敗して、志望校を変えなければいけない状況になったとしても、自由英作文のトレーニングは殆どの大学で無駄にはなりません。

地域医療の概況

 徳島県は全体的に医師はやや過剰気味で、県の面積も大きくなく、山間部の医療もまだそこまでひどい状況にはなっていないようですが、それでも面接試験では徳島に残る意志があるかどうか聞かれるようなので、どうせなら徳島県がどんな地域なのか予習しておきましょう。徳島は東部・南部・西部に分けることが出来、東部には徳島大学のある徳島市、南部には徳島日赤病院のある小松島市(こまつしまし)があり、この二つの市が地域医療の二大拠点です。東部でも吉野川中流域、南部でも美波町(みなみちょう)近辺、また西部の美馬町(みまちょう)や三好郡(みよしぐん)ではやや医師不足で、徳島や小松島の病院と連携しながら地域医療を支えています。このような背景があり、医療資源には比較的余裕のある地方ですので、出身地差別は全く持ってなく、県内受験生は一般入試では例年一桁程度であり、殆どが県外からの流入です。

総評

 徳島大学の入試は、共通テストで大半が決まるものの、採点が全体的に厳しく、最後の詰めが悪いと逆転不合格もあり得る、そういう大学かなあと思います。実際、ボーダーマイナス4パーセント程度であれば逆転があるようです。英作文の対策だけは共通テスト前からこつこつと進め、その他、数学などについても、共通テスト後徳島大学の受験を決めたら、記述答案を厳しく添削してもらう機会をとってもらうと良いでしょう。

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